思い出の1枚♪

2021/11/11
writer： Moto
- ナチュラルライフ

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

先日、送り出したカシミヤストールをご紹介しましたが、いかがでしたか？
ストール好きの方には是非一度手にとって頂きたいストールであることは間違いありませんが、インドという歴史のある国で古くから織られる”カシミールの織物”のことを、あなたを始め一人でも多くの方に知って頂ければと思っています。

ちなみに、カシミールのカシミアストールはインドの人々にとっても特別なものなんです。
以前インド国内の出張で利用した飛行機の中で、たまたま隣に居合わせた女性がカシミヤ手刺繍ストールをひざ掛けとして使っていました。
しかもそのストールがまた素晴らしかったんです。

そんな素敵なストールを見たら僕も黙っていられません。
躊躇することなく”素敵なストールですね”と話しかけた結果、その女性と意気投合しコルカタからデリーまでのフライト中、ずっとおしゃべりすることになりました。笑

インドではお母さんから娘へ代々カシミヤ手刺繍ストールが受け継がれたり、ベンガル地方ではお母さんが縫ったカンタ刺繍が嫁入り道具として大切にされたりと、そういう文化が今もなお残っている国です。

僕が行く生産者のところへはバイヤー以外に一般の人たちも訪れるのですが、お母さんと娘さんが一緒に来て長い時間をかけて一枚を選ぶ姿をよく目にします。
僕らが仕入れようとしていたストールをどうしてもと言われて譲ったこともあります。
（もちろん快く譲りますよ。笑）

そして、そんなインドの人々をカシミールのストールが魅了する理由はいつもあなたへお伝えしている通り。
何百年も変わらない生産方法と技術が今もなお世界から評価されているわけです。

（この写真は初めてカシミールへ行った際に、洗いの工程を担当している職人たにち説明を受けた時のものです）

この写真の僕・・・・。
痩せてる。笑

まあ僕の体型は置いておいて、笑
すべての仕事が人の手によってつくられるカシミヤ手刺繍はまさに一点もの。
世界に一つしかないストールとの出会いは”一期一会”です。

そして、先日送り出したこちらのストールもまさに現地で巡り合った一点。
現地で僕らが買い付けたカシミヤ手刺繍ストールの在庫はもうほとんどありませんが、そんな思い入れのある一点を先日また送り出させていただきました。

そのストールがこちらです。

あー。
もうこのドレープがめちゃくちゃ良いですね。
自分で買付ているので毎回同じコメントで申し訳ないですが、どのストールもやはり素晴らしいです。

こちらは大判サイズではなく、ショールサイズと一回り大きいのでまさに包み込まれるような逸品。

そして刺繍はもちろん最高の仕上がりです。

どうですか？
え？よく見えない？
それではもっと拡大してみましょう！

もうこのレベルになると刺繍が細かすぎてこれだけアップしてもよくわからないですよね。笑
僕、言葉のボキャブラリーがないので、こういう1枚と出会うと必ずこう言ってしまいます。

めっちゃいい。

インドでもインド人に"めっちゃいいじゃん！"と言ってしまうあたり、何歳になっても変われません。笑

そしてカシミヤもナチュラルな光沢があるなと長年扱ってきて思います。
その色合いが室内の光と、外の光でまた違う印象を与えてくれるんですね。

こちらは室内。

そしてこちらが屋外。

色変わりますよね！
こんなちょっとした一面もまた愛らしいんですよ。
ってマニアックですね。笑

もちろん巻き方を変えても最高の出来栄え。

改めて刺繍をアップで見ても、
うん。めっちゃいい。

コロナ前のまだ現地へ行くことができた時に仕入れた思い入れのある1枚。
今回北海道のSさんにご購入いただきました。
ぜひ気に入っていただければ嬉しいです。
（Sさんありがとうございます！）

それでは今日も1日頑張りましょう！

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。